株式会社O様は、都内で自動車の部品製造・加工を営んでいます。契約書の件で依頼をいただき、仕事を進めるうちに、資金繰りが厳しいとのご相談がありました。決算書を拝見すると、キャッシュフローはかなりきつそうでした。借入金の毎月返済表も拝見すると、FCF(フリーキャッシュフロー:手元で自由になるお金)と返済額がほぼ同額でした。
打開策として、既存借入の一括借換による毎月返済額の圧縮と、据置期間の設定による手元資金の捻出を提案しました。ちょうど東京都の制度融資で、保証料負担が非常に少ないお得なメニューがあったので、それを活用することとしました。
また、借換と合わせて新規融資を獲得し、増加運転資金として利益率の高い事業へシフトすることも提案しました。
決算書を3期分いただいて分析し、いくつかある事業ラインのうち、より利益率の高いラインにシフトしていくこと、また経費削減のための施策をいくつか提案し、事業計画と返済計画を立案しました。
取引銀行と会社の信頼関係が良好だったこともあり、融資交渉は成功し、約1億円の融資実行を実現しました。
事例紹介2 融資事例(株式会社O様)
