【事業再構築補助金について】

事業再構築補助金は、2021年度から実施されている大型補助金です。
コロナ禍で厳しい業況にある事業者が業績改善のために、新規事業等を行うことをバックアップするための補助金です。

一件の補助限度が数千万単位になり得ることも、大型補助金のいわれですが、そのための予算も潤沢で、令和4年度は、約6000億円の予算がついています。

直近の採択率は約50%と、低くはないです。
もし大型の設備投資や新規事業による事業転換を考えているなら、検討すべき補助金です。

もちろん、補助金額が大きいので、要件は細かく、審査はそれなりに厳しいです。
認定支援機関といって、金融機関や商工会、税理士等のアドバイスを受けることも必須要件です。
自前で申請できる方もいますが、コンサルタント等にサポートを依頼する方が採択の確率は上がるでしょう。

当事務所も、サポートを行っています。
事業再構築補助金は、おそらくコロナ禍の終息とともに事業を縮小ないし廃止する予定の補助金です。
補助金活用をお考えの方は、早めに着手するとよいと思います。

以下、補助金の概要です。

対象)
コロナ以前と以後を比べて、売上の減少が見られる事業者。
対象詳細)
以下の要件をすべて満たす企業・団体等
①2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前(2019年または2020年1~3月)の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少している中小企業等。
②事業計画を認定経営革新等支援機関や金融機関と策定し、事業再構築に取り組む中小企業等。

内容)
・補助上限額・補助率
【通常枠】
補助上限額(※1):従業員規模に応じて2,000万円~8,000万円 
補助率:中小企業3分の2、中堅企業2分の1(※2)
【最低賃金枠】
補助上限額(※1):従業員規模に応じて500万円~1,500万円 
補助率:中小企業4分の3、中堅企業3分の2 
*最低賃金引上げの影響を受け、その原資の確保が困難な特に業況の厳しい事業者に対する支援